中野のバンド[アハガリ] の1st ミニアルバム「キボウイキ」
収録曲
1. 三日月えれじぃ
2.ロックンロールと、闇夜に舞う
3.天使がいたよ
4.ジジ
5.仔豚のバラッド
6.此の世の終わり
「profile」
2017年、サブカルチャーの聖地、東京都中野区にある最もディープな飲み屋通り昭和新道の真ん中あたりでのお話。
ある日アンティーク時計を扱うショップのオーナーから「プロのジャズバンドの前座をやってみないか、普段やっている弾き語りでもいいし、バンドでもいいから任せるよ」と話を持ちかけられ「えwいいんすか?やります」と即答する、それがムロ。
すぐに友人のドラマーにLINEで連絡「ライブ誘われたんだけどドラムやってくんない?っつーかバンド組まない?w」に「いいよ」と速攻で返答、それが住職。
とりあえず納得いくベーシストが見つかるまであいつに手伝ってもらおうぜと、インストバンドでバリバリ活動中のベーシストの友人を誘うが初の音合わせからいきなりそいつが何から何まで仕切りだし正式メンバーに、それが頓所謙士。
かくしてロックバンド「アハガリ」は結成されたのであった。(ジャズバンドとの初ライブはきっと大成功だった)
アハガリとは奄美出身の唄者、朝崎郁恵さんの曲「あはがり」からそのまま使わせてもらった。「すべてが明るい」と言う意味。
後にムロが中野から奄美大島・加計呂麻島までスーパーカブで弾き語りの旅に行ってしまう。現地にてアハガリの意味を詳しく聞いてみると本来は「あかり」の意味であると言う。もしくは「あはがらせい(この場を明るくさせなさい)」などの使い方をするらしい。
「おーwめっちゃいいやん」と盛り上がった3人はこの世界を「あはがらせる」事にしたのであった。
ここまで読むと一見なんだか愉快なバンドなのかと思えるが楽曲は極めてブルージーかつエモーショナルである。
しかし「アハガリ」の詩は絶望を一切認めていない。此の世は希望に満ち溢れている。
たぶん。